フリーランスが税務調査で重加算税を払った話

投稿日:2025.7.16

更新日:2025.7.17

フリーランスで10年ほど活動している私が初めて税務調査の対象になり、追徴課税を払ったお話です。

税務署からの連絡

私は青色申告でフリーランスとして活動しており、日々の経理処理は自分で行い、確定申告の時期にだけ会計事務所にチェックと申告作業をお願いしています。

2024年7月、会計事務所から「税務調査の対象になった」と連絡がありました。自宅兼事務所に調査が入るとのことで、後日、税務署の職員が訪問することになりました。

「なぜ自分が対象になったのか?」と思い当たるところは特にありませんでした。売上は毎年少しずつ増えており、本業以外の収入もありません。売上は年間600万〜1,000万円程度、利益はその半分ほどです。

税務署の担当者にも「なぜ私が対象になったのですか?」と尋ねましたが、「私も上司から割り振られた案件を担当しているだけなので、理由はわかりません」とのことでした。

実際の調査の流れ

約2か月後、税務署の職員2名と、会計事務所の担当者1名が自宅を訪れました。税務署の2名のうち1名は新人で、研修を兼ねて同行していたようです(2回目以降は来ませんでした)。
個人事業主の調査では基本的に1名で担当するとのことです。

調査中は、会計事務所の方と税務署の担当者が中心となってやりとりを行い、私は必要に応じて説明する形でした。担当者は丁寧な口調でしたが、不明点については納得できるまで質問が続きました。

業務内容とお金の流れの説明

まず、日々の業務について、実際の作業画面を見せながら説明しました。
作成したWEBサイトや、VSCodeの画面などを用いて、どんな仕事をしているかを具体的に伝えました。

その後、請求書の発行から入金確認、現金管理の流れなど、金銭のやり取りについて説明しました。
特に現金については、領収書の控えの確認が細かく行われました。

数字の確認と説明

支払った経費については、内容を説明し、計上を取り下げることで修正が完了したものもありました。
一方で、売上に関しては1円でも一致しない場合、理由の説明が必要でした。

申告書の数字と異なる箇所はすべて、理由を説明しなければなりませんでした。

結果として、調査は1日あたり約4時間、計3日間行われました。

私の場合は、過去4年分が調査対象となり、その間の所得について再計算が行われました。
調査対象期間は最短で3年、最長で7年程度のようです。

指摘された内容と修正対応

経費について

amazonで購入していた商品の用途が業務用か私用か不明瞭なものが多くあり、勘定科目「消耗品」に該当する支出については、すべて経費から除外しました。

売上について

税務署の担当者は、私の銀行口座の取引明細も持っており、すべての入金について確認がありました。
「右から左」のように、そのまま流れていくお金も売上として計上しなければならないと指摘され、その部分が修正対象となりました。

修正申告については、会計事務所が対応してくれました。

報告書

最後に税務署の担当者がヒアリング内容をまとめて文書にして印刷します。その文章を読み上げて、内容に間違いがなければサインします。この文章を残すために、ヒアリングで納得するまで質問されたのかと思いました。自分のダメなところも読み上げられて、ちょっと恥ずかしかったです。

課された税金とその内訳

申告漏れによる所得の増加により、所得税・住民税・市県民税が再計算され、それぞれ増額されました。
特に悪質な意図があったわけではないのですが、申告漏れ分については「重加算税」の対象となりました。
その他、延滞金も課されました。

追加で支払う税額の合計は約540万円となりました。

税務署・県・市からそれぞれ振込用紙が届き、銀行で支払いました。たまたま手元に現金があったので即日対応できましたが、もし難しい場合は分割や期日相談も可能なのかもしれません。

会計事務所にも、修正対応に伴う追加費用を支払いました。

感想

正直、いままでの帳簿が適当すぎでした。当たり前ですが、納税は国民の義務です。
これからは正しく納税していきたいと思います。

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